今日の生け花

ジ-83歳バ-80歳 八十路の二人未だ未だ花の話しを続けよう、、、

子供の祈りは天に届く

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ラニュウムの葉 外来種の葉 白バラ

 

親の苦痛を子供が一心に祈ればその祈り(願い)は必ず天に通ずるとのことを

子供の頃よく聞かされた このことは当時友達同士のあいだでもよくささやかれていた

大東和戦争が終結した時私は小学3年生だった

これからは民主主義 皆自由だと叫ばれたのはいいのだが その反面も大きかった

 

学校は荒れて生徒同士もいがみ合い暴力事件は毎日繰り返された

そして「民主主義 自由だ」と平気な顔をしていた

勉強がよくできてクラスのリ-ダ-格だった秀才達は毎日悪い仲間に呼び出された

A君 痛められた顔を両腕でかくしている あの仲間にやられたようだ

B君 シャツが汚され破れている 悔しそうである

 

そんな状況が続きクラス内から明るさが消えていった

特にA君B君から生気がなくなる

ある日A君が明日の放課後に記念碑の森に呼び出された情報を入手した

「おい、、、どうする」クラス内の仲間数人で秘密裏に打ち合わせた

だが わるいなかまを統括しているK君には体力腕力 闘争心では劣るものばかりだ

 

名案はない 私は密かに「よし神様に御願いしてみよう」と思った

記念碑の森は学校の外にあり常時人目の届かない場所になっている

明日その森に人が集まり掃除が始まる様子をふと思い 空を見上げて

神様御願いしますと繰り返して熱心祈った

 

その日の放課後 悪者仲間のc君がほかに3人連れで誘いに来た

A君はしょぼくれて彼らについて行った

 

森に近づくと森の中がざわめいていた 大勢の人が集まり何事かが

ありそうだ 仲間の足が止まりC君がA君に向かって

「おいAよ 今日はKも居ないしお前早く帰れよ」といった

次の日にA君が私たち数人に昨日のことを話してくれた

へぇ、へぇ、へぇ、、、、おかしいね、、と私