年の初めに万年青(おもと)を
万年青は正月に生けたい
毎年立派な万年青が入荷されるのでありがたい
ジ-のお花の仲間には年末年始にかけて万年青をいけるのが
習慣になっている
10年20年万年青を生けなれるとそれぞれの人が
自分流の生け方になってくる そしてそれぞれの生け上がりの作品が
独自の魅力を持ち始めてくる
その人の調べが作品に如実に現れて素晴らしい
初めはまねだった 誰しも初めは何も分からないのだからまねから始まる
まねを続ける間にいつしか自分流になる
お花の世界では誰先生の門下は皆その先生の生け方によく似ていると聞く
皆が皆先生のコピ-を学ぶならつまらない
生け花はその人らしくその人の個性が表現されて初めて嬉しい
ジ-の仲間に生け花が実に旨い人が居る 嬉しいことだ
だがその人の指導門下生の作品は実に皆よく似ている
惜しいと思う