今日の生け花

ジ-83歳バ-80歳 八十路の二人未だ未だ花の話しを続けよう、、、

東京に帰る次男家族 ジ-は椿をいける

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次男が2人の息子を連れ立って帰省したが今朝は旅だつった

何時ものことながら学生の頃から年末に子供たちを迎入れて

正月には早々送り出す

もう何年間同じことを繰り返すことだろう

 

親子でしみじみと心を開いて語り合うことはまれなことになった

現代は忙しい 否忙しすぎるのだ

 

年老いたジ-は その点ゆっくり花を生ける

白い椿 好きな枝を選んで切り取った 広い庭の西日の当たる辺りの椿は

葉がしまり堅い枝 時によっては堅すぎて気持ちに馴染まないこともある

一方西日が当たらない椿は力が抜けてさらっとしている

 

何も椿に限ったことでは無いが 花材としてはためがきき 少々捻っても

折れない枝は扱いやすい

これから椿のシ-ズンでもある 土地柄椿は藪椿を初め花材は豊富なので

この時期は大いに椿を生けたい

 

椿の生け花は葉を一枚ずつ布で磨けば驚くほど艶が出る

ぴかぴかに光り花の色との対比がよくなる 枝もしかり丁寧にためていると

素敵な曲線を表してみせる 枝の線と線を近づけたり離したりしている内に

いつか程よく緊張して味わいのいい形を見せてくれることがある

 

その状態を見いだして作品を仕上げれば

生け花は心いい楽しさを醸し出してくれる